厳しすぎる即日帰郷!理由は主にどんなものがある?

即日帰郷とは?

競艇選手が何らかのルール違反を犯し、失格処分を受け競走場の管理から除外されて帰宅させ

られることを即日帰郷と言います。

即日帰郷になるレベルの失格原因は?

失格となり即日帰郷となる理由はこれと言って決まっている訳ではありませんが、過去には開

催初日前日の前検において不合格だった・遅刻・体調不良・忘れ物・不良航法・待機行動違

反・走行妨害・フライング(F)等があります。

極めて悪質な違反などがあった場合やフライング・出遅れなどで欠場扱いながらそれを見落と

すなどの重過失が発生した場合には即日帰郷よりも懲罰レベルが高い、即刻帰郷(そっこくき

きょう)というケースもあります。即刻帰郷処分を受けた選手は、2回走りの2走目が残って

いたとしても当該レース終了後直ちに荷物をまとめて競走場を後にしなければいけません。

即日帰郷によるペナルティ

特に遅参は、日本モーターボート競走会の褒賞懲戒審議会による制裁対象となり、一定期間の

出場停止に加え、向こう1年間のSG・GIプレミアム競走に出走できなくなってしまいます。

即日退去にならない例外は?

競走開始後の即日帰郷処分は前述の非常識なフライングを含め、原則として最終レース終了後

に発動される規定となっており、2回走りの1走目で失格処分を犯して帰郷処分となった場合で

も、その日の2回目のレースには出場することができます。

自主的に退去する場合

節間途中で処分によらず、自己都合または病気などで以降のレースを欠場して帰郷する場合

は、途中帰郷(とちゅうききょう)と呼んで区別されています。

特に級別審査対象期間の締めとなる4月と10月の下旬には、次期の昇級や降級回避が決定的に

なった時点で以後のレースを欠場、帰郷する例が見られます。