競艇はどの位の雨で中止になるの?
結論から言うと、あくまで現場にいる主催者さん達の判断にゆだねられるので、一概にこの数値なら中止、この状況なら不開催など、明確な判断基準は無いそうです。
ただし、レースは公正安全に実施できる事が大前提にありますので、暴風警報発令中では開催されません。
安定版は荒天時や波にどこまで有効か
荒天時や波が高いときにボートに装着される安定板は、モーターの下部に取り付けられるU字型の板の事で、これを取り付けることによって荒天時にボートの安定を図るのが最大の目的になります。
なぜ荒天時に安定板が有効なのかと言うと、航走中のプロペラは常に水面上の空気を巻き込みながら水の中を回転しているですが、荒天時の荒れ水面の旋回時には空気を巻き込み過ぎてカラ回りしキャビを起こして失速しやすいのです。ですから安定板でカラ回りをしないようにして事故が起きないようにしているのです。
しかし安定板を装着するとボートと水面の抵抗が多くなりトップスピードが落ちる為、まくり切るのが難しくなってしまうそうです。
例え安定板を装着しても公正なレースが実施できないと判断されればレースは中止、打ち切りです。
競艇が中止になるのは雨より風の影響が強い
競艇においては、レースが中止になるのは雨よりも強風の影響がとても強いです。
だいたい風速10mで中止になるケースが多いようです。
雷雲が発生して選手に危険と判断した時は、発走時間を調整しています。
単に大雨だけならレースは可能ですが、波が高い、風が強い、雷が落ちるなどで中止になります。
来場するお客さんや職員のためにレース中止になる場合もあります
立地などで競艇場自体の安全が確保できない場合、選手の安全のみならず、仕事として入る競艇場職員の方々、来場するファンの安全の為に中止になってしまう場合もあります。
台風が来た場合の開催は?
事前に天気予報などから情報が入り、天候の影響が一日のみなら基本的には延期扱い、順延と言う判断になります。その場合は、翌日同じレーサーが同じ枠で出走する事になり、開催予定期間が1日伸びます。
次の開催日と被る場合は?
次節に影響が出る場合は、前検の前日までに日程が消化できなければ打ち切りとなります。
この場合は優勝者なしという扱いになります。
大抵の場合は、何日か休んで次節開催が通常ですが、レースの間隔がないこともあるので、稀に打ち切りになることもあります。
中止になったレースの舟券はどうなるの?
全額返還されますのでご安心下さい。